「ニッタ カーボンナノチューブ/炭素繊維複合材料」

(2012/02/23)

本日の化学工業日報に、ニッタが「炭素繊維(CF)の表面にカボンナノチューブ(CNT)を均一に吸着させたCNT/CF複合材料を開発した。」とありました。「炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の強度・耐衝撃性向上や、材料表面への導電性付与を可能にする。」とのこと。軽くて、強くて、導電性の高い材料ということでしょうか?CNTを均一に吸着させるためには、非常に高い技術がいります。CNTと炭素繊維という新素材を、徹底的に研究しなければ出来ない開発です。ニッタの先見性とそれを実現した技術力は、すばらしいと言わざるを得ません。あらゆるアプリケーションに適用できる技術だと思いますが、今後、この材料を使ったどんな製品が市場にデビューすることになるのか、今から楽しみです。

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