コンパウンドとは樹脂に色をつけたり、機能性を付与したペレット（粒状）の製品です。 樹脂に色をつけるためには、樹脂に着色剤を添加します。
樹脂に特性をもたせるような場合、例えば、樹脂に導電性を持たせるような場合は、樹脂に導電性カーボンなど、導電性をもった材料を添加します。樹脂と顔 料、樹脂とカーボン、樹脂と無機物、有機物など、それぞれ特性の異なる素材を混ぜ合わせる為には、樹脂、顔料または添加剤等の素材の知識に基づき、最適な 加工条件を設定し、混練機・押出機・バンバリーニーダー・熱3本ロールといった分散機と呼ばれる機械で分散させることが必要となります。このように、樹脂 と顔料または添加剤を単に混ぜ合わせれば出来るものではなく、確立された分散技術の結果から機能樹脂製品を得ることができます。
コンパウンドされた樹脂は家電・ＯＡ機器・自動車部品・工業部品・包装材・容器・日用品にいたるまで、幅広い分野で使用されています。